先日『海がきこえる』を見ました。
ってもDVDですが。これ、初見は3年位前で、TV放映されて感銘受けて、TV録画した上で大阪でDVDゲットしたモノなんです。
不覚にもTV放送されるまでこんな作品があるなんて思ってもみなかったです。映画上映されていたものではないらしく一種のTV映画として放送されたのが最初だったとか。
で、その内容がまたイイんですよねぇ。舞台が高知で方言丸出し。東京とは一線を画した演出。何でもスタジオジブリの『若手メンバー』で製作したものらしく、それを見た宮崎監督が対抗意識丸出しの形で『耳をすませば』を制作したという伝説が残っているほどで・・・。
今見返しても、バブルが弾けた直後に残る得も知れない高揚感とか情景描写が丁寧で、何より携帯が全く出てこないことに時代を感じますね。ヒロインがまた感情移入できないバブルの申し子みたいな性格なののも含めて・・・。
それともう一つ。キャスティングが全てプロの声優さんを起用していることにもすごく共感を持ちました(ヒロインのみ舞台俳優でしたが。・・・)。ここ重要(・_・)σ
で、さらにもう一つ。ヒロインの東京での友達の名前が『リョーコ』。まぁ名前だけで登場すらしていないんですが、最初たとき思わず『うぉっ!?』って唸りましたからねぇ。これ1993年の作品なんで当然RM涼子は影も形もないんですが、その時ごく自然に『4年前か?』と考えが走りましたから。
とにかく何かと『リョーコ』と結びつけてしまうのは一種のサガと化しつつありますね(笑)。
ま、それはともかくこの作品、一見の価値はあると思うので、機会があれば是非!とお勧めです。
これが1997年作品であったらそれはそれでまた妄想が膨らむかもですね。