こっちはバッチリ見えましたよ
飛鳥「おおー、見事にかけてるなあ・・・」
涼子「11年ぶりだそうですよ、11年前というと私6-7歳ですね、何してたかなあ・・・」
飛鳥「ランドセル背負って無邪気に笑ってた頃じゃない?」
涼子「多分ツインテールの髪型だったかな?」
飛鳥「おー、今のロングヘアもいいけどツインテールにしたら可愛いだろうな」
涼子「・・・今さら恥ずかしいですよ・・・もしかしてそういう幼いカッコのほうが好きなんですか?」
りえ「月は出ているか!(ガチャガチャとスーツを着てやってくる)」
飛鳥「ちょっと、なんでそんなもん持ち出すのさ」
りえ「だって、月と言ったらこの武器でしょ(背中のパーツが変形して肩に長砲身のキャノン砲が装着される)」
飛鳥「なんでそんなもん知ってんの」
涼子「・・・ボソッ(やっぱり歳ごまかしてる)」
りえ「何だと?もういっぺん言ってみなさいよ!(キャノンを涼子に向ける)」
飛鳥「わわ・・・こ・・・こら・・・危ないからそんなもん振り回すなっての」
涼子「この前飛鳥さんに教えてもらってサテライトキャノンなんていつのアニメのネタなのか知ってるし・・・やっぱ歳ごまかしてるじゃない(ポケットに入れてあった携帯電話でコード番号を入力)」
飛鳥「あ、そのコードは・・・まだ試作中・・・」
(四角い塊の飛行物体が涼子の背後に着陸しガシャガシャっと展開されロボットの手足や胴体型のパーツが一式現れ、涼子がロンTとミニスカートを脱ぎ捨てて下着姿になるとそのパーツを装着し戦闘態勢を整えた、その形状はまさに◯ンダム◯パロー)
飛鳥「とりあえずは動いたか・・・」
りえ「ふーん、恥ずかしがらずに服を脱ぎ捨てて下着姿で装着なんてやる気満々じゃん、わざわざ装着まで待っててやったんだから感謝しなさい」
涼子「この間は相討ちだったけど今度はそうは行かないわよ!(フルブーストでりえに向かってダッシュする)」
りえ「大した自信ね、相手になるわよ!(背中の受光パネルが青白く光って臨界状態に到達、涼子に狙いをつける)」
飛鳥「やっべ!こんなもんここで撃つ気か(慌てて物陰に逃げ込む)」
りえ「堕ちろ!(サテライトキャノン発射と同時に周りが大爆発)」
飛鳥「ゲホゲホゲホ・・・もー、無茶にもほどがあるぞ」
りえ「直撃で消し飛んだかな?ふん、他愛もないわね・・・」
涼子「はたしてそうかしら?(りえの背後の瓦礫の影からから飛び出し背後につく)」
りえ「しまった!」
(背後についた涼子が背中のパーツにあるパネルを開けて中の赤いスイッチをバンと叩いた途端、プシューッという音と共にパーツがバラバラ剥がれ落ちてりえがニーソックスだけの一糸まとわぬ姿になる)
涼子「ふふん、いいカッコ・・・今回は私の勝ちね」
りえ「あーあ、今回はやられたか・・・(全裸姿にも構わず平然としている)」
飛鳥「つーか、毎度の事とはいえインナースーツ着なよ、りえちゃん」
りえ「だって、あれダサいしきついから着るの嫌~」
飛鳥「だからって全裸に装甲パーツって露出プレイじゃないんだし」
りえ「いいじゃん開放的で」
飛鳥「はいはい・・・月見はお終い・・・」
涼子「じゃあ飛鳥さん、背中のコンソールで装着解除してもらえます?」
飛鳥「あいよ(背中のパネルを開けてテンキーで暗号コードを入力して解除スイッチを押す)」
(装甲パーツが解除され涼子から分離すると同時にビリビリと布の裂ける音がして涼子の悲鳴が上がりそこにはりえと同じく一糸まとわぬ姿の涼子が尻餅をついていた)
涼子「いやああ、なんでこうなるのー」
(分離したパーツが空中に飛び上がり、輸送ユニットに合体して飛び去ると空から引きちぎられたブラとパンツがひらひらと落ちてきた)
飛鳥「あちゃあ・・・装甲の外れるタイミングが悪くて可動部分が下着を噛み込んだのか・・・あとで調整しないとダメだな」
りえ「わははは、涼子も付き合いいいわねえ、私が裸だからってわざわざ一緒に裸になってくれるなんて」
涼子「ちがう~(胸と股間を腕で隠しながらうずくまっている)」
りえ「どう?満月に照らされる二人の美少女の裸・・・色っぽいでしょ(腰をくねらせてポーズを取る)」
飛鳥「はいはい、色っぽい色っぽい(棒読み)」
りえ「なにそれー、愛がない言い方ねえ、そんじゃあこのまま裸で月夜の散歩としゃれ込もうかな(涼子の腕を掴むとそのままグイグイと引きずっていく)」
涼子「嫌ああ、やめてえ、誰かに見られたら恥ずかしくて死んじゃう・・・お嫁に行けなくなっちゃうううう」
りえ「心配しなくても引き取り手はいるじゃない」
飛鳥「ちり紙交換みたいに言わないでくれる」